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歌をつくる 仕事前カフェにいて目の前の大きなヒマラヤ杉が揺れるのをみて 炎天に咲く百日紅をみて 仰向けになった蝉をみて 抱きとめたこどもをみて 夏の濃い影をみて ペディキュアにかかる波をみて 友からのやさしきメールをみて いつから歌をつくっていたかは忘れたけれど 歌をつくる 空をいつまでも見上げても歌ができないときもあれば ふっと手のひらにことばが降りるときはある そんな淡雪のようなことばたちを失わないように 書きとめる コンビニの横で 日傘の下で キッチンで 休憩時間の畳に座って 雨を見ながら 星を見ながら 風を見ながら 照りつける太陽を仰ぎながら 大きく手をひろげてことばたちを抱きとめ 解き放ってゆく 時にはすごいなぁと若い歌人を見ながら 自分に失望しながら でも開き直って歌を作る 作り続けることをやめず できることならば自分を見失わず いつかふり返ればその道のりは愛おしく やさしき仲間たちが傍にいるかもしれない ああ 夏の終わりの風の匂いがする 今日のおまけ 土曜日から遅い夏休みです。 埼玉県の秩父の山を流れる長瀞(ながとろ)の渓谷に行ってきました。 わたしの両親を誘ってのドライブです。 相変わらずの酷暑のなかです。 道の駅で父は好きなサツマイモを真っ先に見いました。(家に帰って蒸かしたらとても美味しかったようです♪) 天然氷のカキ氷屋さんは200人はいるであろう行列に諦めました。すごい人気です。 この炎天下2時間は待つかもしれません。 そのあとは温泉に入り、天然の鮎の塩焼き、地のものの料理をいただいてきました。 温泉は他に誰もいなくてのんびり浸かってきました。 お料理は渓谷の上、川くだりの舟もみえるんですよ。 帰り道は秩父のぶどう直売所でぶどうを買って帰ってきました。 少しは親孝行できたかな? 「楽しかった~」母から絵文字つきの弾んだメールが届きました。 露天湯の縁に腰掛け母ととも蝉の声聞く暮れ夏の昼
by coco-tanka2009
| 2010-09-05 22:41
| 短歌・暮らし
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Comments(4)
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空の彼方☆
at 2010-09-06 17:46
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素敵な詩です。
井上揚水か谷村新司に作曲してもらいたいです。
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coco-tanka2009 at 2010-09-06 19:03
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山歩
at 2010-09-07 21:17
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今回の「うたをつくる」の詩、素敵ですね。
「淡雪の様なことばたち」、うんよくわかります(^.^) 私も浮かんだフレーズとか携帯でメモしたりします。 何のためにそんなことを…と思いますが、 結局自分のためなんでしょうね。
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coco-tanka2009 at 2010-09-10 15:47
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